バルセロナからの期限付き移籍でバイエルン・ミュンヘンに所属するブラジル代表MFコウチーニョ(27)のチェルシー行きが近づいていると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が5日に報じた。

コウチーニョは昨年夏にBミュンヘンへ入団した。しかし来シーズンに向けて1億2000万ユーロ(約144億円)という莫大(ばくだい)な金額に設定されている買い取りオプションについて、Bミュンヘンがサプライズでもない限り行使することはないとみられている。そのためバルセロナは現在、来季戦力外となるコウチーニョの新たな売却先を探しており、プレミアリーグ行きが濃厚と伝えられている。

イギリス国内では18年冬に移籍金1億2000万ユーロ(約144億円)プラス出来高ボーナス4000万ユーロ(約48億円)でリバプールから入団したコウチーニョの移籍金について、バルセロナが今夏大幅値下げを敢行するという。8000万ユーロ(約96億円)でのオファーを受け入れるつもりであり、チェルシーがその獲得レーストップに立っていると報じられている。

チェルシーのフランク・ランパート監督は退団濃厚なペドロとウィリアンの穴を埋める攻撃的選手を探しており、コウチーニョを獲得候補の1番手に挙げている。しかし、コウチーニョを狙うのはチェルシーだけではなく、マンチェスター・ユナイテッド、トットナム、レスターも興味を示しており、今夏プレミアリーグで大人気の選手となりそうだ。(高橋智行通信員)