FW南野拓実(25)が所属するイングランド・プレミアリーグのリバプールは6日、一部職員(約200人)の一時帰休の撤回と謝罪を発表した。

新型コロナウイルスの影響によるクラブ経済難を理由に挙げて一部職員の一時帰休を決定し、帰休職員に対して英政府が導入した賃金の80%を保障する雇用維持制度を利用すると発表。しかし昨季の経営利益が4200万ポンド(約57億7000万円)の大幅な黒字になると2月に決算発表していたこともあり、サポーターやクラブOBから大きな批判を浴びていた。

地元リバプール・エコー紙によると、6日にクラブ内で撤回を決定したという。ピーター・ムーアCEO(最高経営責任者)はサポーターらに向けた声明文で「私たちは先週間違った結論に達しました。本当に申し訳ありません。政府の制度は利用せず、試合中断の間で代替手段を模索することに専念します」などとつづった。