欧州で大注目を浴びているバレンシア所属のU-21スペイン代表MFフェラン・トーレス(20)が今夏、レアル・マドリードの補強目標のひとりになっていると、スペイン紙マルカ電子版が8日に報じている。

フェラン・トーレスの契約解除金は現在、1年以上前に行われた契約更新により1億ユーロ(約120億円)という莫大(ばくだい)な金額に設定されている。しかし、バレンシアとの契約が2021年6月で切れるため、ヨーロッパのさまざまなクラブの関心を呼び起こしているという。

その理由としてマルカ紙は、バレンシアが来年夏に無料で放出することを避けるため、他クラブとの交渉が解禁される1月1日前までに強制的に売却しなければならない状況に追い込まれる可能性があるためと伝えている。

また、今夏は新型コロナウイルスの影響を大きく受け、全体的な移籍金の値下がりが予想されている。獲得を望むRマドリードにとって有利に働く可能性がある。(高橋智行通信員)