レアル・マドリードからレアル・ソシエダードに期限付き移籍しているノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(21)の去就は、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ(34)の動向次第だと、スペイン紙マルカが24日に報じている。

Rマドリードはモドリッチが退団した場合に限り、ウーデゴールを復帰させるという考えを持っているという。

ウーデゴールは今季、レアル・ソシエダードで高いパフォーマンスを披露し、モドリッチの後継者になると目されている。しかしRマドリードは定期的にモドリッチの控えとなり、その成長が止まることは避けたい。

Rマドリードで8シーズン目を過ごし、来年6月30日まで契約が残るモドリッチのパフォーマンスをクラブは満足しているため、来季の継続を希望している。だが、今季のモドリッチはバルベルデの陰に隠れることも多く、重要な試合で出場機会が制限されたこともあり、シーズン終了後に素晴らしいオファーが届いた場合は退団を求める可能性があるという。

モドリッチは数カ月前、ACミラン行きが近づいていたが、フットボールディレクターを務めていた親友の元クロアチア代表MFボバン氏がクラブを去ったため、入団の可能性は低くなっている。そして現在、新たな移籍先として元イングランド代表MFベッカム氏が共同オーナーを務めるMLS(米メジャーリーグ・サッカー)のインテル・マイアミという名前が浮上している。

マルカ紙が公式サイト上で「来季、どちらの選手をメンバーに加えたいか?」というアンケートを実施したところ、ウーデゴール54%、両選手29%、モドリッチ17%という結果になっており、ウーデゴールを支持する声が圧倒的に多かった(回答約8300人)。しかし全ては今季終了後の状況に委ねられることになるだろう。

(高橋智行通信員)