新型コロナウイルスの感染拡大により前例のない経済危機に直面し、何年にも渡り高騰してきた移籍金に大きな影響を与えると推測されている。

そんな中でアトレチコ・マドリードのスロベニア代表GKヤン・オブラク(27)が世界で最も市場価値の高いGKになっていると、スペイン紙アスが25日に報じている。

ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」は選手の市場価値を今季のパフォーマンスに合わせつつも、、新型コロナウイルスの影響により価値を低下させている。そんな状況の中で、オブラクも1億ユーロ(約120億円)から20%減の8000万ユーロ(約96億円)に価値を下げているが、世界で最も高価なGKであることには変わらない。オブラクは同サイト史上で市場価値が1億ユーロ台に到達した唯一のGK。また、かつてAマドリードに所属したクルトワ(レアル・マドリード)やデヘア(マンチェスター・ユナイテッド)を市場価値で大幅に上回っている。

オブラクは毎シーズン安定したパフォーマンスを披露して鉄壁の守備を支え、スペインリーグでサモラ賞(最少失点率GK賞)を4年連続で受賞している。そして今季も1試合平均0・78失点(リーグ戦27試合21失点)でトップに立ち、同賞を最多5度受賞しているラマレッツとビクトル・バルデスの記録にあと1歩というところまで迫っている。

市場価値トップ10は以下の通り

1位 オブラク(Aマドリード) 8000万ユーロ(約96億円)

2位 アリソン(リバプール) 7200万ユーロ(約86億4000万円)

2位 テアステーゲン(バルセロナ) 7200万ユーロ(約86億4000万円)

4位 エデルソン(マンチェスターC) 5600万ユーロ(約67億2000万円)

5位 ドンナルンマ(ACミラン) 4950万ユーロ(約59億4000万円)

6位 クルトワ(レアル・マドリード) 4800万ユーロ(約57億6000万円)

7位 デヘア(マンチェスターU) 4000万ユーロ(約48億円)

8位 オナナ(アヤックス) 3600万ユーロ(約43億2000万円)

9位 ケパ(チェルシー) 3200万ユーロ(約38億4000万円)

9位 シュチェスニー(ユベントス) 3200万ユーロ(約38億4000万円)

(高橋智行通信員)