バルセロナがユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチ(30)の獲得を狙っていると、スペイン紙アスが3日に報じている。

同紙によると、バルセロナのコーチ陣はピャニッチのことが大のお気に入りで、来季の補強を真剣に検討しているという。しかし、この移籍を実現するにはブラジル代表MFアルトゥールを放出する必要があると伝えた。同選手はバルセロナでのプレー継続を希望している一方で、クラブは放出可能な選手と考えているという。

バルセロナがピャニッチの獲得に動くのは今回が初めてではない。ルイス・エンリケ監督時代の2016年も契約をもくろんでいた。同監督がローマを指揮した2011-12年シーズンにピャニッチを指導。同シーズンでは30試合出場して3得点9アシストのハイパフォーマンスを披露した教え子の動向を追い続けていたが、最終的にユベントスへ移籍したことにより、獲得の夢がついえた。

一方でユベントスは23歳と若いアルトゥールに興味を持っているという。結果を残せば市場価値が高騰する若手選手獲得のクラブ方針に合致している選手だと報道。ピャニッチを求めるバルセロナと利害が一致する可能性があると伝えた。

ピャニッチはバルセロナからオファーがあった場合、首を縦に振る準備ができているという。またバルセロナ側も、名プレーヤーを求めるメッシの要望に応えられる選手だと報道。相思相愛の関係だと伝えた。(高橋智行通信員)