イタリア政府は3日、チームスポーツも個人でのトレーニングを許可する通達を出し、セリエAのクラブも練習再開できる見通しとなった。

3日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

新型コロナウイルスの影響によりロックダウン(都市封鎖)となっていたイタリアは、一部緩和される4日から個人スポーツの選手のみ屋外でのトレーニングが認められた。だが、3日に内務省から新たな通達には「チームスポーツの選手や一般市民でも、安全な距離を確保して、公共または個人の敷地で個人練習をすることができる」と記載。2メートル以上の社会的距離を保つなどの条件の下、チームスポーツの選手や市民にも個人練習の許可が出た。

一部の州ではすでにチームスポーツも含めて個人練習の許可が出ており、DF冨安のボローニャやサッスオロ、ローマなどの一部クラブが練習場を開けて個人練習を開始することを発表していた。一方で政府からの許可を待つクラブもあったが、これによりセリエAの全クラブも練習を再開することができるようになった。また、個人練習の期日が17日までとなっており、18日からグループでの練習が再開できる見通しとなっている。