レアル・マドリード所属のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(28)が、同じ街のライバル、アトレチコ・マドリードに移籍する可能性があると、コロンビア紙エル・ウニベルサル電子版が5日に報じた。

マドリードに止まることを希望するハメスは来季、レアルのジダン監督の戦力に入らない一方、アトレチコのシメオネ監督には歓迎されており、Aマドリードが既に2500万ユーロ(約30億円)のオファーをRマドリードに出したことを代理人のジョルジュ・メンデス氏が認めたと同紙は伝えている。

Aマドリードがハメスに興味を持つのは今回が初めてではなく、昨年7月にも獲得に動いたが実現しなかった。

ハメスには今夏退団の他、来年6月30日の契約満了を待ち、移籍金なしで他クラブに移る選択肢もある。また、かつてRマドリードで一緒に仕事をしたアンチェロッティが監督を務めるエバートンが獲得に動いているというニュースも出ている。

ハメスはワールドカップ(W杯)ブラジル大会で活躍直後の2014年夏、8000万ユーロ(約96億円)でRマドリードに入団。その後、バイエルン・ミュンヘンに2017年からの2年間、期限付き移籍で所属し、今季復帰を果たすも、けがもあり思うようにプレーできずにいた。最近はジダン監督の戦力に入っていなかった。

(高橋智行通信員)