MF乾貴士(31)が所属するスペイン1部エイバルが9日から個人トレ中心のチーム練習を再開する。スペイン紙アスによると、6日に選手、コーチングスタッフらが新型コロナウイルス検査を受け、全員の陰性が確認された。これで屋外での練習が認められる。当面は手袋、マスクを着用し、自宅でトレーニングウエアに着替え、自家用車で移動。シャワーも自宅に戻ってから浴びることになる。

ただエイバルの選手たちは5日に異例の共同声明を発表。「社会的距離を守ることができない活動の開始を恐れています。ウイルスに感染し、家族や友人に感染させ、新たな流行を発生させてしまう。まず第1に健康が必要で、その全体がある場合のみ試合に戻ることが論理的。その保証と責任を求めたい」とコメント。スペイン1部で今季再開に懸念を表明した初めてのクラブとなった。

エイバルのアマイア・ゴロスティザ社長は「我々はプレーしたいが、決して犠牲はしない。すべての主人公(選手)の健康維持しなければならない」と反応していた。