自宅での個人トレーニング中に負傷したと発表されていたレアル・マドリードのセルビア代表FWルカ・ヨビッチ(22)が実際には母国ベオグラードの自宅の壁から落ちて負傷したと11日、セルビア紙クリルが報じている。

同紙は選手の家族に近い人物からの「彼は壁から落ちたんだけど、それをどう説明すればいいか分からないし、本当に何が起こったのか理解できないんだ。でもそれは全て偶然起こったんだよ」というコメントを掲載。スペイン紙アスはこの情報を元に、ヨビッチが母国で負傷したことを確言している。

また、ヨビッチの父親も息子がベオグラードで負傷したことを認めているといい、クリル紙は同選手が新型コロナウイルスの影響でチーム活動が停止された3月12日から5月4日までベオグラードに滞在していたことも報じている。

ヨビッチは当初、マドリードの自宅で行った個人トレーニングで負傷し、検査の結果、右足距骨骨折と診断されたことが伝えられていた。Rマドリードは11日に約2カ月ぶりに練習場でのトレーニングを再開。ヨビッチは復帰までに約2カ月かかるとみられており、現在、リハビリを継続している。