アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が母国アルゼンチン・サッカー協会のインタビューに応じ、勝ち抜いた欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦リバプール戦(2戦合計4-2勝利)などについて語った。その模様をスペイン紙アス電子版が12日に伝えている。

シメオネ監督は「サッカーはボクシングのようなものだ。なぜなら攻撃のタイミングを知る必要があるからね。我々はチームとして備えている長所を分かっている。例えば、我々が素晴らしいチームであるリバプールと対戦した時、彼らにダメージを与えられることを分かっていた。人々が我々に運があったと話すが、あれは運ではない。試合は全体として評価されなければいけない」と話し、前評判で圧倒的に不利だった状況の中での勝利が自分たちの実力であることを強調した。

メッシとマラドーナについては「それぞれ違う。メッシはゴールを決めるマシンだ。私はここ数年、いつも彼に苦しんできた。そしてディエゴ(マラドーナ)はアルゼンチンのサッカーそのものだ。今日、メッシがより成熟し本領を発揮し始めているように見えるだろうけど、ディエゴは1度も苦しんだことがなかった。彼らは一緒にプレーすることができただろうね」と返答した。

クリスティアーノ・ロナウドをメンバーに加えることについては「より複雑になる可能性があるし、逆に穴を抱え始めるかもしれない。私は常に1人が走らないのは構わないと言ってきたが、もし2人が走らなければ難しくなるし、3人が走らない場合は不可能だ」と話した。

(高橋智行通信員)