口が滑って違反発覚!! 今週末からリーグ再開となるドイツ・ブンデスリーガ、アウクスブルクのヘイコ・ヘルリッヒ監督(48)が検疫違反のために16日のホームボルフスブルク戦でベンチ外になると14日、発表された。

クラブ公式サイトで「ヘルリッヒ監督は不正行為で、明日はトレーニングを指導せず、土曜日のウォルフスブルク戦の指揮も執りません」と掲載した。

同日開かれた今季再開に向けたウェブ会見に臨んだヘルリッヒ監督は宿泊先から外出し、歯磨き粉とスキンクリームを購入したことを何げなくしゃべってしまった。1度はマスクせずに外出し、宿泊先に戻ったという。ドイツサッカーリーグ(DFL)は試合前、チームとコーチングスタッフに7日間の隔離生活を義務づけている。基本的に外出は禁止のため、DFL独自の検疫違反としてベンチに座ることが不可能になった。

クラブ公式サイトを通じ、ヘルリッヒ監督は「ホテルを出る時も出ない時も、すべての衛生対策を講じていたとしても、これを元に戻すことはできない」と謝罪と後悔の気持ちを明かした。また同日のドイツ紙ビルトは「模範となるべき監督が違反するなんて信じられない。歯磨き粉とスキンクリームのために素晴らしいアウクスブルクの再開マッチの指揮を逃しました」と酷評していた。