Rマドリードからマジョルカへ期限付き移籍しているMF久保建英(18)が、2部へ降格する18位のチームを救う鍵となると、16日付のスペイン紙アスが報じている。

同紙は、16日よりブンデスリーガが再開することに伴い、Rマドリードの期限付き移籍選手11人の特集を紙面で組んだ。オドリオソラ(バイエルン・ミュンヘン)とアクラフ(ドルトムント)のブンデス勢が一足早く戦いに戻る一方で、久保を含む9人は6月以降まで再開しないスペインやイングランドでプレー。各選手のリーグ戦中断前までの状況を分析している。

また、Rマドリードは今夏に復帰する可能のある能力の高い期限付き移籍選手を多数抱えている。新型コロナウイルスの影響により経済面で苦しんでいる他クラブよりも、特に恵まれた立場にいるという。そして久保らは来季、ジダン監督のメンバーに入るために今後数カ月のパフォーマンスが非常に重要になってくると伝えている。

久保の状況について「リーグ戦中断直前の3試合で2得点1アシストを記録し、最高の瞬間を過ごしていた。マジョルカが残留の夢を見続ける鍵となる」と評価。1部残留の切り札であることを強調した。

その他、ウーデゴール(Rソシエダード)については「28試合7得点8アシストというすごい数字が彼のことを物語っている。リーグ戦4位、国王杯ファイナリストという素晴らしいシーズンを送るRソシエダードの重要な選手になっている」と称賛した。

セバージョス(アーセナル)については「アクラフ、オドリオソラとともにスペイン国外でプレーする選手。アルテタ監督の信頼を得ていた中での最も適切でないタイミングでリーグ戦中断が訪れた。3戦全勝となった直近のプレミアリーグ3試合に先発出場し、素晴らしいパフォーマンスだったチームの鍵を握った」と言及している。

(高橋智行通信員)