レーバークーゼンのドイツ代表MFカイ・ハフェルツ(20)に関心を示していると報じられたばかりのバルセロナだが、別の選手獲得を優先させていると、スペイン紙アス電子版が16日に伝えた。

15日にバルセロナがハフェルツの獲得に動いていると報じられた。ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」の市場価値では8100万ユーロ(約93億2000万円)と非常に高額のため、移籍金を下げるためにアレニャー、ククレジャ、エメルソンを差し出す準備ができていると伝えられた。しかし、バルセロナの関係者がその移籍交渉は優先事項ではないことを明らかにしている。

ハフェルツに関して、バルセロナのスポーツディレクターが数シーズン前より動向を追い、その才能を高く評価している選手。しかし、クラブは現時点で来季のチームを強化するため別の選手を求めているという。

最優先事項はインテルミラノのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスであることは間違いない。中盤の選手ではユベントスのボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFピャニッチ、ナポリのスペイン代表MFファビアンの名が挙がっている。

ファビアン獲得は難しいとみられている一方でピャニッチについては両クラブ間の交渉次第で移籍成立の可能性がある。入団が決定した場合、選手とバルセロナ双方の夢がかなうことになると伝えた。

また、ビダル、ラキティッチ、アルトゥールのMF勢は来季の行方が不透明となっている。一方、アレニャーや、Bチームのコジャードやリキ・プッチがトップチームに昇格して、その穴を埋める可能性があるという。そのため今夏は何らかの大きな動きがあると推測されている。(高橋智行通信員)