スペインでは新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中断する中、久保建英が所属するマジョルカがSNS(Facebook、Twitter、YouTube、Instagram)の潜在的価値を大幅に高め、スペインリーグのインタラクション(投稿に対しての反応)数ランキングでトップ10入りを果たしたとスペイン紙アス電子版が17日に報じている。

マジョルカは20年1月と3月における潜在的価値が148万8038ユーロ(約1億7112万円)と見積もられている。53万7224ユーロ(約6178万円)だった前年の同時期と比較すると177%増となっている。

そして新型コロナウイルスの感染拡大により自宅待機が続き、活動が全くなかった4月の潜在的価値は27万1832ユーロ(約3126万円)。一方、昨年4月は14万5512ユーロ(約1673万円)だった。

また、マジョルカは昨年6月に1部リーグ復帰を達成したばかりにもかかわらず、最新のスペイン1部リーグのSNSインタラクション数ランキングで7位となっている。今年4月のインタラクション数は135万を超えていた。

同紙は大躍進の理由として、現在のリーグ中断期間中にマジョルカが、クラブブランドの認知度を高め、SNSのインタラクション数を増やし、収益を促進させるため、クラブの歴史的なゲームを振り返る「ヴィンテージゲーム」や、クラブ史上のベストイレブンをファン投票で決める「歴史的なイレブン」など、さまざまな企画を立ち上げてきたことを挙げている。(高橋智行通信員)