ビルバオのFWアドゥリス(39)が20日に引退を表明したことにより、新たにベティス主将の元スペイン代表MFホアキン(38)がスペイン1部リーグの最年長選手になったとスペイン紙アスが22日に報じた。

ホアキンは今年7月に39歳の誕生日を迎えるベテラン選手(1981年7月21日生まれ)。現在38歳10カ月で、18年前に開催された2002年ワールドカップ(W杯)日韓大会にも出場し、長らく現役を続けている。今季ここまで公式戦通算10得点を記録し、自己最多となる11得点を決めた02-03シーズンの記録まであと1得点に迫っている。衰えを全く見せることなく、プロキャリア最高の瞬間のひとつを歩んでいると言っていいだろう。

アドゥリスとはバレンシア時代に数年間、一緒にプレーした経験がある。昨年12月にビルバオ相手にキャリア初のハットトリックを記録した後、「僕はアドゥリスのことが大好きだし、とても尊敬しているよ。なぜなら僕たちはバレンシアで長い月日を一緒に過ごしたからね。彼はサッカー選手としてフェノメノ(怪物)だが、人として並外れて素晴らしい」と引退したばかりのビルバオのレジェンドを大絶賛していた。

ホアキンはベティスとの契約が2021年6月30日まで残っているため、フィジカル面に何の問題もなければ40歳近くまで現役を続けるのは間違いない。

ホアキンに続くのはエスパニョールGKディエゴ・ロペス。誕生年はホアキンと同じだが、4カ月若い(1981年11月3日生まれ)。

これに37歳のヘタフェFWホルヘ・モリーナ、35歳のエイバルFWシャルレス、ビリャレアルMFカソルラ、マジョルカMFサルバ・セビージャ、レガネスGKクエージャルが続いている。(高橋智行通信員)