レアル・ソシエダードに期限付き移籍中のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(21)が来季、レアル・マドリードに復帰することが決定的になったとスペイン紙アスが24日に報じている。

ウーデゴールがRマドリードのトップチームで公式戦デビューを果たしたのは、5年前の2015年5月23日に行われたヘタフェ戦だった。後半12分にクリスティアーノ・ロナウドと代わってピッチに入り、16歳157日というクラブ史上の1部リーグ最年少デビュー記録を樹立した。これまでのクラブ記録は1984-85年シーズンに17歳6日でデビューしたロサーダだった。

ウーデゴールは試合後、「多くの観衆を前に少しナーバスになっていたが、この瞬間を楽しむようにした。今日は特別な日だ。誇りを感じているし幸せだよ。Rマドリード最初のシーズンをとても楽しく過ごしてきた。このチームをとても快適に感じている」とコメントした。

その後はオランダのヘーレンフェインやフィテッセに期限付き移籍。今季はスペインで公式戦28試合7得点8アシストという素晴らしい成績で大ブレークを果たしている。

レアル・ソシエダードでチームメートのミケル・メリーノはアス紙のインタビューで「ウーデゴールはRマドリードでプレーするに十分なクオリティーを備えている。チームに残って欲しいけどね」とその実力を認めていた。

そしてアス紙は、Rマドリードがウーデゴールを連れ戻すことを決定したとも伝えており、再びトップチームでプレーするという夢がかなうことになりそうだ。また、この動きは現在マジョルカに期限付き移籍中の久保建英の将来に何らかの影響を与えるかもしれない。(高橋智行通信員)