フランス1部リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長の怒りがおさまらない。フランスリーグは新型コロナウイルスの影響で4月30日に今季の打ち切りを決め、その時点で7位だったリヨンは来季の欧州リーグ出場権を逃した。同会長はこれまでもこの決定に抗議してきたが、24日に「愚かだ」とあらためて批判した。フランス紙レキップが報じた。

ドイツのブンデスリーガが16日に再開し、スペインリーグも6月8日からの再開許可が政府から発表された。同会長は「スペインリーグのテバス会長とフランスリーグのディレクターを務めるディディエ・キヨ氏がUEFA(欧州サッカー連盟)の4月23日の会議に同席していたのは皮肉だ」とし、「その会議で言われたのは忍耐だったはず。フランスリーグの早期打ち切り決定はあまりにも愚かすぎる」とまくし立てた。

取材記者の「リヨンが欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場圏内だった場合でも打ち切りに反対したか?」という意地悪な質問にも「もちろん打ち切りに反対する。子どもたちの命にかけて誓う」と返答した。