フランクフルトのMF鎌田大地(23)がドイツ1部リーグ初ゴールをマークした。1-3の後半34分、敵陣ペナルティーエリア内で1度はボールを失ったものの、粘り強く相手を追い立て、左足でつついてネットを揺らした。ブンデスリーガ通算39本目のシュートが記念すべき第1号となった。

今季はドイツ杯と欧州リーグで計8ゴールを挙げる活躍を見せているが、リーグ戦ではなぜかゴールがなかった。これについて本人は「僕自身も分からないけど、タイミングかなと思う。実力が足りていないとか、そういうのではなくて、やっていけば取れると思う」と話していた。今季リーグ戦22試合目の出場で、ようやく目に見える結果を残した。

前半35分のチーム1点目も鎌田の強烈な右足シュートがきっかけ。そのこぼれ球を味方が押し込んだものだった。ヒュッター監督はクラブ公式サイトで「2トップとそのトップ下に大地(鎌田)を置く布陣がうまくいった」とコメント。鎌田はフル出場し、両チーム最多7本のシュートを放った。

23歳のアタッカーのリーグ戦初ゴール後にチームは同点に追いつき、連敗は5でストップ。鎌田がゴールを決めているドイツ杯は4強に進出する一方、リーグ戦は14位に位置する。「とりあえず早く残留を決めないと」。鎌田がリーグ戦でもゴールという結果を残し続ければ、チームは上昇気流に乗るはずだ。