首位のバイエルン・ミュンヘンが、アウェーで2位のドルトムントを1-0で退けた。優勝の行方を占う大一番で地力の違いを見せつけた。勝ち点を7差に広げ、新記録となる8連覇へ大きく前進した。

ともにリーグ戦6連勝で迎えた一戦。ドルトムントは勝てば、勝ち点差を1に縮めることができる。だが、先制したのは王者Bミュンヘン。前半43分、MFキミヒの「人生で最も美しいゴールだった」という絶妙なループシュートがゴールに吸い込まれた。新型コロナウイルス感染予防が徹底されている中、雄たけびを上げながらチームメートと抱き合って喜んだ。

その後もドルトムントに逆襲の機会をほとんど与えず、節目のリーグ戦400試合出場となったドイツ代表GKノイアーを中心に完封。フリック監督は「チームのパフォーマンスには満足している。高い集中力を発揮し、勇敢だった」と選手の奮闘をたたえた。