イングランド・プレミアリーグのアーセナル会長に、元監督でJリーグも指揮したアーセン・ベンゲル氏(70)待望論が浮上した。

同クラブのチップス・ケスウィック会長(80)が7年間の役職を終了。クラブ理事会は、オーナーのスタンクローエンケ氏と息子でクラブディレクターのジョシュ氏、フィリップ・ハリス氏、ケン・フリア氏で構成され、会長は置かないとの声明を出した。

28日の英紙サンによると、この声明発表後、アーセナルのサポーターからベンゲル氏の会長就任を待望する声が続出。「我々のクラブはベンゲル氏を必要としている」「ベンゲル氏は素晴らしい才能を持つ若者を見極める力がある。誰よりもクラブを理解している」などが大多数の意見。「アーセナルはベンゲル氏からの長い休憩が必要」「アーセナルは未来に向かって動きだしている。時間はかかるだろうが、ベンゲル氏をクラブに戻すのは過去に戻ることになる」などの意見は少数だったという

ベンゲル氏は22年間、アーセナルを率いて18年5月に退任。昨年11月には国際サッカー連盟(FIFA)でグローバル開発部門の責任者としてルール作成パネル、コーチングプログラム、FIFA主催大会のゲームテクニカル分析などを任されている。