ACミランがレアル・ソシエダードでプレーするノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴール(21)を期限付き移籍での獲得を狙っている、とイタリア紙トゥット・スポルト電子版が30日に報じた。

ウーデゴールは今季、レアル・マドリードから期限付き移籍でRソシエダードに加入。公式戦28試合出場7得点8アシストという好成績を残している。Rマドリードは今夏、チームへ復帰させることを決定している。だが、最終的に居場所がなかった場合は他クラブへ移籍させることも視野に入れているという。

しかし、ウーデゴールの第一希望は、Rマドリードに復帰して、ベンチ要因ではなく先発で出場すること。それがかなわない場合はサポーターのアイドル的な存在になっているRソシエダードでもう1年プレーを継続することであるという。そのため、ACミランの目指すオペレーションが実現する可能性は非常に低いとみられている。

また、ACミランはウーデゴールとは別に、Rマドリードで期待されたパフォーマンスを全く見せることができず、現在全治2カ月の負傷しているヨビッチの期限付き移籍の可能性を探っている他、先発になることが難しいミリトンとルーカス・バスケスもターゲットにしていると報じている。

ウーデゴールの来季に向けた動きは、現在マジョルカでプレーする久保建英の将来にも影響を与える可能性があるかもしれない。(高橋智行通信員)