レアル・マドリードは、レンヌのU-21フランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガ(17)の獲得が厳しい状況になったと、スペイン紙マルカ電子版が30日に伝えている。

レアルは来季に向け、メンバーの中で唯一、替えの利かないMFカゼミロのバックアップとして、レンヌとの契約が2022年まで残るカマヴィンガを獲得の最有力候補に挙げている。

しかし、レンヌのホルベック会長は30日に「カマヴィンガのためのプロジェクトはレンヌで成長し続けることだ。来季はここで専念する年にならなければいけない」とフランスのメディアRTLでコメントした。

そして「来季の優先順位はこの素晴らしいシーズンに全ての才能を発揮してくれたチームを維持することだ。我々はチームを改善しできる限りベストの形を作るため、移籍市場で賢くならなければいけない」と、カマヴィンガ放出の意思がないことを強調した。

カマヴィンガはドルトムントのノルウェー代表FWハーランドとともに、レアルが今夏契約を目指す選手の1人。しかし、レンヌの示す強固な姿勢により、獲得が非常に困難になったと言っていいだろう。(高橋智行通信員)