日本代表FW南野拓実(25)が所属するリバプールのユルゲン・クロップ監督(52)が、選手たちに外出時にマスクと手袋の着用を義務づけていることを明かした。

2日、英BBCラジオ5ライブのインタビューで6月17日の今季再開に備え、新型コロナウイルス感染対策について言及。「私は選手たちに外出時にフェイスマスクと手袋を着用するよう伝えた。実際に何も起こっていない」と話した。

ドイツでフェイスマスクと手袋着用が感染予防に役立っていると強調し「英国で、特に近くの地域では誰もがフェイスマスクと手袋を着用していない。私は専門家ではないが、ドイツでは効果があった」と危機感を抱いており「人と人との接触がもっともリスクが高く、我々自らも最大の敵になる可能性がある。規律を守るつもりだ」と力説した。

練習再開しているメルウッドのトレーニング施設について同監督は「100%安全な環境だと感じている」としつつ、選手が普段の生活で感染する可能性が残っている。クロップ監督は「選手は非常に真面目に規則を守っている。これが既に11週間経過した。この年代の選手にとっては『挑戦』だろう」と選手たちの規律の高さを信じていた。

リバプールは3月13日にリーグ中断になるまで勝ち点を82まで伸ばし、2位マンチェスター・シティーに25点差をつけて首位を独走中。残り9試合で2勝すれば、89-90年シーズン以来、実に30年ぶりのリーグ優勝が決まる。