5日のブルガリアリーグ再開を備え、同国のキリル・アナニエフ保健大臣は観客を入れた試合になると明言したと2日、ロイター通信が報じた。

新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)措置として、ブルガリアリーグは3月中旬から中断中だったが、今週末から短縮形式で再開予定。同国政府は無観客での再開を認めたものの、国内で多くの批判が巻き起こっていた。同保健相によると、スタジアム収容人数に対し、30%を超えない人数で入場可能だという。

ブルガリアは4月下旬に部分的に封鎖を緩和し始めている。厳格な自粛により、2日の時点で、コロナウイルス感染が確認されたのは2538人、死者も144人と欧州では比較的少ない人数に抑えている。

ハンガリーでは先週末の試合から観客試合を開催。スタジアムは2列ごとに空の列が残り、4席ごとに座席が空いていた。またロシアやポーランドなどの他東欧リーグでも社会的距離を保つためのプロトコルを維持しつつ、収容人数を大幅に減らし、観客試合を許可している。