レアル・マドリードが、ドルトムントでプレーするイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(20)に大注目しているとスペイン紙アスが3日に大々的に報じている。

同紙によると、Rマドリードは近年掲げている将来有望な若手選手獲得に方針の中、獲得を狙う同僚のノルウェー代表ハーランド(19)とともにサンチョに目をつけているという。

試合の均衡を破り、ゴールに大きく貢献できる右ウイングのサンチョは、今季の公式戦で20得点20アシスト(ブンデスリーガ17得点17アシスト)を記録し、新型コロナウイルスの影響で選手の市場価値が全体的に落ちる中でも高く評価されており、ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」で1億1700万ユーロ(約140億4000万円)もの値がつけられている。

Rマドリードはドルトムントにアクラフを期限付き移籍で出していることでも分かる通り、両クラブの関係が良好であるため、今後交渉が行われる可能性があるという。またサンチョはドルトムントのトップチームでの3シーズン目を間も終えるため、さらなるビッグクラブにステップアップするということを望んでいるという。

しかしRマドリードが獲得に動く場合、今夏は新型コロナウイルスの影響を大きく受け難しい状況にあるため、来年になるだろうとアス紙は伝えている。

またRマドリードの他、マンチェスター・ユナイテッドも獲得を狙っているとのこと。選手のキャラクターから新たなクリスティアーノ・ロナウドにしたいと考えており、実際に今年2月、1億4000万ユーロ(約168億円)のオファーを出したが、ドルトムントに断られていた。(高橋智行通信員)