また1つ勲章が加わった。MF長谷部誠がドイツ1部通算でアジア選手最多記録に並ぶ308試合出場に到達した。

節目の一戦を無失点勝利で飾ると、クラブの公式サイトに「勝利は非常に重要。これで降格圏(入れ替え戦に回る16位)と勝ち点8差がついた」。残り5試合と大詰めを迎えた中で残留争いから1歩抜け出せたことを喜んだ。

17位に沈むブレーメンを相手に奪った後半16分の先制点は、長谷部の守備からだった。大迫へのパスに鋭く詰めて前を向かせず、ボールをつつく。そこから鎌田、コスティッチとつながり、最後は左クロスをシルバが頭で決めた。

2017年2月、奥寺康彦の234試合出場の日本人記録(当時)に並んだ際に「僕は点を決められる選手じゃない。監督の要求することをしっかり理解して、常に頭を使いながらプレーしてきた」と語っていた。その自己分析通り、今も求められる役割を忠実に果たす姿は変わらない。

チームは中断明けに黒星が続いたが、守備を安定させるために長谷部を先発に復帰させると2勝1分け。ドイツでの初出場から12年余り、3つのクラブを渡り歩いて高い評価を受け続ける36歳のベテランは、まだまだ輝いている。(共同)