アイントラハト・フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠(36)がホームでのマインツ戦に先発し、金字塔を打ち立てた。同リーグ通算309試合出場となり、1970~80年代に活躍した元韓国代表のFW車範根(チャ・ボンクン)の記録を上回って、アジア選手単独最多記録を樹立した。

コロナ禍による中断、再開による過密日程の中でもコンスタントに出場。日本代表の主将として、3度のワールドカップ(W杯)を経験したベテランが本場、生存競争の激しいドイツで記録に並んだ前節から中2日、すぐに新記録を打ち立てた。08年2月の初出場からおよそ12年。ウォルフスブルク、ニュルンベルク、Eフランクフルトと3チームで存在感を発揮。しっかりと心を整えて試合に出て活躍を続け、ついにアジア選手の単独トップに立った。

試合は0-2で敗れて4試合ぶりの黒星を喫し、記録に花を添えることはできなかった。