アトレティコ・マドリード所属のポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(20)が、スペイン1部で2番目に市場価値の高い選手だと、スペイン紙アス電子版が8日に報じている。

同紙はスイスのサッカー関連調査機関「CIES」が同日に発表した欧州5大リーグの市場価値ランキング・トップ100のデータを引用。ジョアン・フェリックスの市場価値が1億790万ユーロ(約129億4800万円)で、スペインで2番目に高いと伝えた。1番はバルセロナのフランス代表FWグリーズマンで、1億3640万ユーロ(約163億6800万円)という。

欧州5大リーグ全体における、スペインでプレーする選手の市場価値を見ると、グリーズマンは8位で、ジョアン・フェリックスは14位。これに、バルセロナのMFデ・ヨングが1億210万ユーロ(約122億5200万円)で20位(スペイン3位)、FWメッシが1億10万ユーロ(約120億1200万円)で22位(スペイン4位)と続いている。

全体のトップはパリ・サンジェルマンのFWムバッペで、2億5920万ユーロ(約311億400万円)。2位はマンチェスター・シティーのFWスターリングで1億9470万ユーロ(約233億6400万円)、3位はドルトムントのFWサンチョで1億7910万ユーロ(約214億9200万円)だった。

アトレティコ・マドリードでトップ100入りを果たしているのはジョアン・フェリックスの他、サウールが9770万ユーロ(約117億2400万円)で25位、モラタが5420万ユーロ(約65億400万円)で82位、オブラクが5270万ユーロ(約63億2400万円)で85位、トーマスが4850万ユーロ(約58億2000万円)で99位。

ジョアン・フェリックスは昨年夏、クラブ史上最高額となる1億2700万ユーロ(約152億4000万円)でアトレティコ・マドリードに入団した。しかし今季はけがもあり、ここまで満足いくシーズンを送れていないが、まだリーグ戦やチャンピオンズリーグがあるため、その実力を十分に発揮する機会は残されている。(高橋智行通信員)