スペイン紙マルカ電子版は9日、11日から再開する同国1部リーグの各クラブの状況を分析し、久保建英が所属するマジョルカについては次のように報じている。

13日に首位バルセロナをホームに迎えるが、「マジョルカは降格圏を脱出し、シーズン終了時に残留を成し遂げるために、(リーグ戦中断直前の3月7日)エイバル相手にリーグ戦で今季のアウェー初勝利を挙げた素晴らしいイメージを取り戻さなければならない」と伝えた。

さらに、「マジョルカのアウェーでのパフォーマン向上を確認させる試合だったため、今後を期待させる素晴らしい流れの始まりになるはずだったが、新型コロナウイルスに阻まれた」と勢いを断ち切られたことを強調した。

次節バルセロナ戦については、「マジョルカはリーグ戦再開に向け、手応えを取り戻すという難問に直面している。しかも今後5節で、リーグ戦の上位2チーム(バルセロナ、レアル・マドリード)、10位以内の2チーム(ビリャレアル、ビルバオ)と対戦しなければならない。ホームのソン・モッシュでのバルセロナ戦は、マジョルカが今までにないほど勝利と残留を渇望し、リーグ戦中断期間から戻ってきたことを証明するのに役立つ試合になるかもしれない」と首位チーム相手に素晴らしいパフォーマンスを見せることに期待を寄せた。

マジョルカは現在、勝ち点25の18位と降格圏内で苦しんでいる。しかし降格圏外の17位セルタとの勝ち点差はわずか1と十分逆転のチャンスがある。現在、けが人はクトリス、アグベニェヌ、ファブリシオの3選手となっている。(高橋智行通信員)