今季のスペイン1部リーグで、日本国内で最も視聴された試合が、日本代表MF久保建英が所属するマジョルカのものであるとスペイン紙スポルト電子版が11日に伝えている。

スペインリーグのアジアオフィスのディレクターであるイバン・コディーナ氏はスペインのラジオ局カデナ・セルで「日本国内で今季のスペインリーグで最も視聴された10試合のうち8試合がマジョルカのものだった」と語り、その中で「最も視聴された試合はマジョルカ-ビリャレアルだ」と明かしている。すなわち、人気の対戦カードであるレアル・マドリード-バルセロナの「クラシコ」よりも視聴者数が多いことを意味する。

コディーナ氏が述べた試合は昨年11月10日にホームで行われたリーグ第13節。これは久保がマジョルカ入団後、初めて得点を記録した試合だ。チームは久保の活躍により3-1の勝利を収めている。

またコディーナ氏は「スペインリーグが日本でプレミアリーグを上回った」とも語っていた。今現在、スペインリーグは中国代表のウー・レイがエスパニョールに所属していることもあり、アジアで急成長を遂げているという。

久保の恩恵を受けているのはラ・リーガだけではない。久保の期限付き移籍元であるRマドリードは久保の入団前、ツイッターの公式日本語アカウントのフォロワー数が29万3000人だった。入団後は37万6000人と約8万3000人も増えている。(高橋智行通信員)