新型コロナウイルスによる中断が明けたスペイン1部リーグで13日、マジョルカの日本代表MF久保建英(19)が再開初戦となったホームのバルセロナ戦にフル出場した。チームが0-4で完敗を喫した中、4試合連続で先発出場を果たした久保についてスペイン各紙はチームトップの評価を与えている。

久保はこの日の前半、マジョルカ唯一となる枠内シュートを3本も放ち、名手テアシュテーゲンを脅かす好プレーを見せ、チームトップの輝きを放った。

スペイン紙マルカは久保の評価について、マジョルカの選手で唯一となる2点(最高3点)をつけた。久保よりも高い評価を受けた選手は存在せず、マノーロ・レイナ、バリエント、ライージョ、ペドラサ、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲス、ブディミール、ラゴ・ジュニオル、フラン・ガメス、ババの10選手が1点で続いている。

スペイン紙アスも久保について、マルカ同様にマジョルカでトップ評価し、チームで唯一となる2点(最高3点)をつけている。マノーロ・レイナ、サストレ、ポソ、ペドラサ、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲス、ブディミール、ラゴ・ジュニオル、フラン・ガメス、ババの10選手が1点で続いた。

4戦連続でフル出場した久保の今シーズンの1部リーグ成績は25試合1521分間出場、3得点2アシスト。先発出場は14試合となっている。

マジョルカのリーグ戦通算成績は28試合7勝4分け17敗の勝ち点25で、降格圏内の18位のままである。

マジョルカは16日、1部リーグ第29節でビリャレアルとアウェーで対戦する。久保にとってはマジョルカ初得点を記録し、大活躍した思い出深い相手となる。(高橋智行通信員)