後半33分にピッチに入ったエイバルMF乾貴士(33)は試合後、記者のインタビューに応じた。「前半、ミスはありましたけど、すごく良かったと思います。最初のゴールは良くなかったですけど、その後のミスまではすごくいい時間帯もありましたし、相手が前半3-0になってちょっと緩んだってところもありますけど、試合全体を通したら良かったと思います」と振り返った。

3日後の17日にビルバオとのバスクダービーを控えているが「短い準備期間になりますが、それはみんな一緒なので、しっかり準備して戦っていきたいと思います」と答えた。フィジカルコンディションが良好かについては「はい(笑)。みんな、フィジカル的にも今日はよく走れていたと思いますし、相手よりは走っていたと思うので、これを続けていければいいんじゃないかなと思います」と状態の良さをアピールした。

1-3と劣勢の中でピッチに入った乾について、スペイン紙マルカが評価なしとした一方、スペイン紙アスは短い出場時間ながら、パウロ・オリヴェイラ、エドゥ・エスポシト、ビガス、セルジ・エンリクの4選手と並ぶ、チームトップの2点(最高3点)をつけた。

乾の今季の1部リーグ成績は21試合(先発18試合)、1487分間出場、1得点3アシストとなっている。エイバルは現在、リーグ戦28試合7勝6分け15敗の勝ち点27で16位。降格圏内にいる久保建英が所属する18位マジョルカとの勝ち点差はわずか2となっている。(高橋智行通信員)