サッカーのスターの訴えが英政府を動かした-。イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(22)は、低所得世帯などを対象とする学校給食の無料提供を夏休み中も継続するよう要望し、ジョンソン首相が応じた。プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属する同選手は16日、ツイッターに「言葉にできない」などと喜びと感謝の思いを記した。

英メディアによると、約130万人の児童が受けている給食の無料提供は、新型コロナウイルスにより学校が閉鎖される間も続いているが、夏休み期間は対象外だった。これを問題視した同選手は15日にツイッターで全下院議員に宛てた要望書を投稿。自身も母子家庭で無料給食に頼った経験をつづり「空腹のまま眠る子どもがいてはいけない」と訴えた。

この呼び掛けが反響を呼び、当初は提供継続を渋っていた政府が対応。ジョンソン首相は報道官を通じて「立場と知名度を生かし、貧困に関する問題提議をしてくれたことに敬意を表する」とたたえた。

元代表選手のリネカー氏は、ツイッターに「マンチェスターUの背番号10がナンバー10(首相官邸の番地)を動かした」と書き込んだ。(共同)