スペイン2部リーグで16日、サラゴサのMF香川真司(31)はアウェーのルーゴ戦で前半19分に先制点を決め、チームの3-1勝利に大きく貢献した。

リーグ戦再開後、2試合連続の先発出場を果たした香川のパフォーマンスについて、スペイン各紙は翌日の紙面で高く評価した。

スペイン紙マルカは、2アシストを記録したエグアラスと並び、最高評価の3点をつけた。この試合のピッチに立った両チーム合わせた32選手の中、この2選手以外に最高点が与えられた選手は存在しない。

同紙は、香川のことを「ルーゴ戦最高の選手」と大絶賛し、香川のゴールシーンについては「ペナルティーエリア正面からポストギリギリのところにゴールを決めた。その前のプレーでエグアラスにハンドの可能性があったため、VARの確認に2分かかったが、主審がゴールを認めた」と説明している。

スペイン紙アスは香川について、チームトップタイの2点(最高3点)をつけている。その他、ラトン、フランセス、エグアラス、グティの4選手が香川と同じ評価だった。

香川は今季ここまで、リーグ戦25試合(先発20試合)、1424分間出場し3得点1アシストを記録している。香川の得点は昨年9月に行われた第5節エストレマドゥラ戦以来、9カ月ぶりとなった。

2試合ぶりの勝利を挙げたサラゴサの今季リーグ戦成績は33試合16勝10分け7敗の勝ち点58。暫定ながらカディスを抜き首位に立った。次節、20日にホームでアルメリアと対戦する。

(高橋智行通信員)