ナポリが0-0からのPK戦を4-2で制し、ユベントスを下して6季ぶり6度目の優勝を飾った。

ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(42)にとっては、2014年以降の監督人生で初のタイトルとなった。と同時に、今月上旬に妹を37歳で亡くしており、その悲しみを胸に秘めての悲願の戴冠だった。

ガットゥーゾ監督は「人生において、さまざまな受け入れ難いことがある。しかし、フットボールは自分に多くの情熱を与えてくれる。私は大きな責任を感じていた。ただ決してあきらめてはいけない、監督人生において、そう肝に命じていた。そして今夜、待ち焦がれた勝利の瞬間に立ち会えた。フットボールの神様が付いててくれた」とまくしたてた。

ガットゥーゾは昨年12月、前任のアンチェロッティ監督の解任を受けてナポリに着任。現役時代は「狂犬」と呼ばれた闘争心をあらわにしたスタイルで、ナポリの再建に取り組んでいる。

チームは現在、リーグ戦6位と欧州リーグ進出圏内をギリギリでキープしている。タイトル獲得を弾みに、今度は20日に再開するセリエA(対パルマ戦)に向かう。