6試合連続の先発出場の日本代表MF久保建英(19)について、スペイン紙の評価は高いものではなかった。

残留争いの直接のライバルとの対戦の中、マジョルカは前半9分、サルバ・セビージャが壁の下を抜くFKを直接決めて先制するも、勝利が目前に迫った後半42分、久保同様、レアル・マドリードからの期限付き移籍でプレーするオスカル・ロドリゲスに素晴らしいFKを決められ、土壇場で1-1に追いつかれた。

スペイン紙アスは4-1-4-1のシステムの右サイドハーフで82分間プレーした久保の評価について、チームトップタイの2点(最高3点)をつけた。その他、スーパーセーブを披露したマノーロ・レイナ、先制点を決めたサルバ・セビージャが2点を与えられた。

一方、スペイン紙マルカの久保の評価は1点(最高3点)だった。マノーロ・レイナ、ポソ、イドリス・ババ、サルバ・セビージャの4選手が2点、出場時間の短かったサストレとセニェの2選手は評価がなく、それ以外の9選手は久保と同じ1点だった。

久保は今シーズンここまで、リーグ戦27試合、1663分間出場し3得点2アシストを記録している。先発出場は16試合。

重要な一戦に1-1で引き分け連敗を2で止めたマジョルカのリーグ戦通算成績は29試合7勝5分け17敗の勝ち点26で、暫定ながら18位で降格圏内のままとなった。

マジョルカはこの後、上位陣とのアウェー2連戦に挑むことになる。24日に第31節Rマドリード戦、27日に第32節ビルバオ戦を控えているが、アウェーゲームを非常に苦手にしており、ここまでわずか勝ち点5(14試合1勝2分け11敗)しか獲得できていない。(高橋智行通信員)