久保建英が所属するマジョルカがわずか2週間以内に2度首位チームと対戦する。スペイン紙アス電子版が22日に伝えた。

マジョルカは14日のスペイン1部リーグ再開初戦で当時首位だったバルセロナとホームで対戦した。そして10日後の24日、今度はレアル・ソシエダードに勝利し首位の座を奪い返した、久保の期限付き移籍元でもあるレアル・マドリードとアウェーで戦う。

Rマドリードと戦うアルフレッド・ディ・ステファノは久保にとって思い出深い場所。なぜならば、当時所属していたRマドリードのBチーム、カスティージャのホームスタジアムで昨年8月7日にデビューした場所だからだ。久保はその時、今季トップチームに所属するロドリゴと一緒に2部アルコルコン相手にプレーした。

アス紙はリーグ戦再開後、3試合連続で先発出場している久保について、「チームで最も経験豊富なプレーヤー(サルバ・セビージャ)を抑えてFKを蹴る大役を務め、マジョルカで最も目立つ選手になっている」と若干19歳ながらすでに重要な地位を築いていることを強調している。

Rマドリードは新型コロナウイルスの影響によるリーグ戦の無観客開催期間を利用し、ホームスタジアムのサンティアゴ・ベルナベウの改修工事を止めずに継続。今季残りの試合を全てアルフレッド・ディ・ステファノで行うことを決定している。(高橋智行通信員)