23日に行われるスペイン2部リーグ第35節で日本人選手が所属するクラブ同士の対戦が実現し、香川真司のサラゴサがアウェーで山口瑠伊のエストレマドゥラと戦う。そんな中、香川が4試合連続で先発出場するかについて、試合当日のスペイン各紙の予想が分かれている。

香川はリーグ戦再開後、アルコルコン、ルーゴ、アルメリア相手に3試合連続でスタメン出場してきた。そして特にルーゴ戦では今季3得点目を記録し、スペインメディアから最高評価を受けている。

スペイン紙マルカはエストレマドゥラ戦に向け、システムが4-4-2の中、香川が2トップでルイス・スアレスとコンビを組み、グティ、ダニ・トーレス、エグアラス、アレックス・ブランコが中盤を形成すると予想した。

一方、スペイン紙アスは、ビクトル・フェルナンデス監督が来月19日の週末までほぼ3日おきに1試合のペースでリーグ戦を消化していくハードスケジュールを考慮し、香川に休みを与えるため、4試合ぶりにベンチスタートになると見ている。

香川は今季ここまで、リーグ戦26試合(先発21試合)、1494分間出場し3得点1アシストを記録している。

エストォレマドゥラに所属する山口について、スペイン各紙はベンチスタートと予想している。山口は今季、リーグ戦1試合にフル出場している。

第34節が終了しスペイン2部リーグも残り8節となる中、サラゴサは勝ち点58を獲得し、2位につけている。首位カディス(勝ち点61)との勝ち点差は3、3位アルメリア(勝ち点56)との勝ち点は2差。来季、上位2クラブが1部リーグに自動昇格できる一方、3~6位は1部リーグ昇格プレーオフを戦わなければならない。

エストレマドゥラは勝ち点33で22クラブ中21位と順位に苦しみ降格圏内に沈んでいる。残留圏内にいる柴崎岳所属の18位デポルティボ(勝ち点38)との勝ち点は5差となっている。下位4クラブが来季、3部リーグに降格する。(高橋智行通信員)