マジョルカでプレーする日本代表MF久保建英(19)が24日に行われたレアル・マドリード戦で見せたパフォーマンスについて、スペイン紙アスが26日に改めて振り返り、高く評価した。

同紙は期限付き移籍元のRマドリード戦で久保が見せた姿について、「久保は気品を備え、自信、勇気を持ち、本当に素晴らしいプレーを披露した。その10代の容姿を信じてはいけない。コクのあるサッカー選手である」と大絶賛し、10代であることを忘れさせる素晴らしいパフォーマンスだったことを強調した。

そして、「試合を通じてRマドリードの選手たちは久保をショック療法でテストした。もしRマドリードの一員になるつもりなら、その罰に耐える必要があった。久保は何度もそれを受けたが、決して物おじせず、イエローカードをいくつか引き出した。久保はヴィニシウスのような選手になることを望んでいる選手のひとりである」と激しく当たりに来た百戦錬磨の選手たち相手に久保が堂々と渡り合ったことを伝えている。

アス紙はRマドリード戦でチーム最多3本のシュートを放ち、Rマドリードの選手たちをドリブルで翻弄(ほんろう)し、メンディとクロースからイエローカードを誘発した久保について、試合翌日の紙面で最高の3点をつけていた。久保と同評価を受けた選手はその他、同僚のGKマノーロ・レイナ、レアル・マドリードで得点を決めたスペイン代表DFセルヒオラモス、ブラジル代表FWヴィニシウスだけだった。(高橋智行通信員)