ブラジルの古豪ボタフォゴのMF本田圭佑(34)がキャンプテンマークを巻いて約3カ月半ぶりに先発し、フル出場で6発大勝に貢献した。本田自らにゴールはなかったものの、ペドロラウルの2発などで圧勝した。本田にとって新型コロナウイルス感染拡大による中断直前となる3月15日のバングー戦でブラジルデビューを飾って以来の試合だった。

なお試合前、本田らボタフォゴの選手たちはピッチに立つと「良いプロトコルは人生を尊重するものです」との書かれた大型横断幕を手に持って公式戦再開に抗議する意思を示した。今回のリオデジェネイロ州選手権再開に関し、パウロ・アウトゥオリ監督が同州サッカー連盟をメディア通じて批判し、15日間の活動停止処分を受けた。クラブが連盟側に異議申し立てし、同監督は処分保留となったが、抗議の意思を貫くため、この日はベンチ入りしなかった。