サンプドリアDF吉田麻也(31)は途中出場ながらセリエAでの日本人対決を実現させた。

ボローニャDF冨安健洋(21)が右サイドバックで先発フル出場した一方、吉田は4試合ぶりにベンチスタート。0-1で迎えた後半29分、右足を負傷したDFトネリに変わって右センターバックで途中出場したが、直後に失点し、1-2で敗れた。後半43分にゴールを決め、ヘッド弾で一矢報いたFWボナゾリは「得点できたのはうれしかったが、黒星を回避できなかったので残念」と肩を落とした。

サンプドリアは勝ち点26で17位のまま。降格圏となる18位レッチェとは勝ち点1差と降格危機は変わらない。7月1日の次節はレッチェとの直接対決。3連敗となったクラウディオ・ラニエリ監督は「チームがどれだけの苦労を重ねて試合に臨んでいるかを分かっているし、私を満足させている」と選手への変わらぬ信頼を口にしていた。