24日、トットナムは今夏、レアル・マドリードのスペイン人FWルーカスバスケス(28)の獲得を狙っているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が28日に報じている。

同紙によると、トットナムのジョゼ・モウリーニョ監督が来季、攻撃陣を補強するため、ルーカスバスケスを欲しているという。

Rマドリードはルーカスバスケスを放出する場合、2500万ユーロ(約30億円)の値段をつけている一方、トットナムは1700万ユーロ(約20億4000万円)に値下がるのを希望しているとのことだ。

来年6月でRマドリードとの契約が切れるルーカスバスケスは現在、右足ヒラメ筋肉離れのため、リーグ戦再開からの5試合で1度もメンバーに入っていない。2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のメンバーであり、今季は公式戦18試合に出場し3得点1アシストを記録している。

今季の出場機会は少ないが、ジネディーヌ・ジダン監督はルーカスバスケスの複数位置でプレーするポリバレントな能力、そしてチームに対する犠牲心を高く評価している。実際、現在のシーズン終盤、バックアップのいないカルバハルがけがをした場合、本来FWのルーカスバスケスを右サイドバックに起用することを検討していたと伝えられている。

(高橋智行通信員)