バルセロナFWメッシが通算700ゴールを決めたが、チームは先行しながら追いつかれホームでアトレティコ・マドリードと2-2で引き分けた。

首位レアル・マドリードとは暫定1差で、レアルが2日のヘタフェ戦で勝利すると4差まで開くことになり、逆転優勝へ向け痛いドローとなった。

前半11分にメッシの右CKがFWディエゴコスタのオウンゴールを誘って先制したが、同19分にPKを献上。ディエゴコスタのキックをGKテアシュテーゲンが止めたが早く動きすぎたため蹴り直しとなり、これをキッカー変更でMFサウルに決められ同点に追いつかれた。

後半5分にはDFセメドが倒されて得たPKを、メッシが柔らかなタッチの左足チップキックのパネンカを決めて再び勝ち越したが、同17分にまたもPKを献上。再びサウルに決められ追いつかれた。テアシュテーゲンは方向を読んだが、伸ばした手をはじかれてゴールにねじ込まれた。

メッシのゴールはリーグトップの今季22得点目。通算ではクラブ630得点目で、アルゼンチン代表での70得点を合わせキャリア通算700ゴールとなった。

キケ・セティエン監督は「ポイントを落として最悪だ。タイトルが遠く遠くへと離れた」と勝ち点3奪取に失敗したことに落胆したが、「しかし、我々は戦い続けなくてはいけない」と気を取り直して次戦5日ビリャレアル戦を見据えた。