マジョルカのMF久保建英(19)はホームのセルタ戦で後半38分までプレーし、4点に絡む活躍で5-1の大勝に貢献した。久保のパフォーマンスについて、スペイン紙アス電子版は大絶賛している。

残留争いの直接のライバルとの一戦となった中、久保はリーグ戦9試合連続の先発出場を果たして83分間プレーし、ポソとサルバ・セビージャのゴールをアシストした。パス成功率は85%と高く、チャンスを4回作り、4ゴールに絡む活躍を見せただけでなく、ボール奪取数が5回あり守備面でもチームに貢献した。

同紙によると、ラ・リーガ(スペインリーグ)公式のこの日の久保のアシスト数について、クチョ・エルナンデスがチームの2点目を決めた際、シュートを打つ前に1度、セルタの選手と交錯し、相手にボールが当たっているためカウントされず、2アシストになっているという。

そしてデータ分析会社オプタ・ホセの情報を引用し、久保がセルタ戦で21世紀のスペイン1部リーグで1試合2アシストを記録した最年少外国人選手になったと報じた。セルタ戦での久保の年齢は19歳26日だった。

その一方、「数字以上にプレーへの影響力が素晴らしかった。クチョとブディミールとの連係はマジョルカにとって最高のニュースのひとつである」とも伝え、残留を目指すチームにとって大きな収穫があったことを強調している。(高橋智行通信員)