マジョルカは3日(日本時間4日)、スペイン1部リーグ第34節でアトレティコ・マドリードと対戦する。試合当日のスペイン紙は日本代表MF久保建英(19)について、10試合連続の先発出場を予想した。

マジョルカは前節、残留争いの直接のライバルであるセルタに5-1で圧勝し、リーグ戦再開後6試合目にして初勝利を挙げた。その中で久保は4得点に絡み2アシストを記録する大活躍を見せた。

スペイン紙マルカは、ビセンテ・モレノ監督がセルタ戦と同じ4-4-2で臨み、ブディミール欠場のため、久保のポジションを右サイドハーフから2トップの一角に変更すると予想した。久保が前線でクチョ・エルナンデスとコンビを組み、ダニ・ロドリゲス、イドリス・ババ、サルバ・セビージャ、ラゴ・ジュニオルが中盤を形成すると見ている。

ビセンテ・モレノ監督は試合前日に招集メンバーを発表しなかったが、クトリス、アグベニェヌがけが、ブディミール、バリエントが出場停止で招集外になる予定である。またファブリシオとキ・ソンヨンは6月30日でマジョルカとの契約が切れたため退団している。

久保は今シーズンここまで、リーグ戦30試合(先発19試合)、1926分間出場し、3得点4アシストを記録している。

マジョルカのリーグ戦通算成績は33試合8勝5分け20敗の勝ち点29で降格圏内の18位。残り5試合の中、残留圏内の17位セルタ(勝ち点34)との勝ち点差は5となっている。

対戦相手のAマドリードは前節、難しいアウェーのバルセロナ戦に2-2で引き分け、勝ち点59で3位につけている。さらに現在、勝ち抜きを決めた欧州チャンピオンズリーグのリバプール戦2試合の勝利を含み、公式戦13試合(リーグ戦11試合)連続無敗と好調をキープしているため、アウェーゲームを苦手にしているマジョルカにとっては非常に厳しい相手となる。

(高橋智行通信員)