DF吉田麻也(31)が所属するサンプドリアは今季再開後初の連勝を飾った。吉田は右センターバックで先発フル出場し、降格圏内19位SPALの攻撃陣を0点に抑え、吉田にとってセリエA初完封となった。

試合は前半12分、相手DFのクリアミスでボールを奪ったMFリネッティが左足ミドルで先制弾。前半終了間際にはFWガビアディーニ、同ロスタイムにMFリネッティがこの日の2点目を決め、優位に試合を進めた。2ゴール挙げたリネッティは「このように先制すれば、ハッピーになれる」と喜んだ。次節8日には再開後5連勝中の4位アタランタと対戦を控え「強敵相手と分かっているが次も勝ちたい」と意気込んだ。

前節1日のレッチェ戦に続き、下位クラブから確実に勝ち点3を奪い取ったサンプドリアは勝ち点32に伸ばし、14位に浮上。降格圏内の18位レッチェと勝ち点7差に広げ、残留に前進した。クラウディオ・ラニエリ監督は「(下位クラブとの)2つの重要な戦いに勝利できた。先制した後、さらに2点を決めることはできた。後半は選手の質の高さをみせ、良くできた」と満足顔だった。