久保建英が所属するマジョルカのエースFWアンテ・ブディミールについて、2つの成績で今季のリーグ戦のチーム最多記録保持者になっているとスペイン紙アス電子版が5日に伝えている。

ブディミールは今季12得点を記録してリーグ戦のチーム得点王になっている。チームでブディミールに続くのはダニ・ロドリゲス、サルバ・セビージャが各5得点、ラゴ・ジュニオルが4得点、久保、クチョ・エルナンデスが各3得点で続いている。また12得点というのは、スペイン1部リーグの得点ランキングでも7位という立派な成績である。

攻撃面での活躍が目立つ一方、ブディミールはチームトップとなる通算10枚のイエローカードをもらっている。これにより今季、3日に行われたアトレチコ・マドリード戦を含むリーグ戦2試合を累積警告で出場停止になっている。

ブディミールがカードを多くもらう理由のひとつに空中戦を頻繁に競うFWであることが挙げられている。その際、相手DFとのポジション争いに勝利するため肘が入りイエローカードをもらうシーンが何回かあった。

ブディミールに続き、サルバ・セビージャが7枚、ダニ・ロドリゲス、ライージョが各6枚、イドリス・ババ、バリエントが5枚となっている。また久保はこれまで2枚のイエローカードをもらっている。

リーグ戦も残すところ4試合となっているが、日々状況が厳しくなるマジョルカの1部残留に向けてブディミールの得点が必要不可欠となる。(高橋智行通信員)