日本代表MF久保建英(19)が所属するマジョルカは、12日に行われた第36節セビリア戦で今季のリーグ戦16回目のPKを取られ、スペイン1部リーグ史上の1シーズンの最多被PK数を記録したとスペイン紙マルカが13日に報じている。

残留に向けてアウェーで戦ったセビリア戦の前半、ポソがペナルティーエリア内でハンドを取られ、今季16回目のPKの笛が吹かれた。

これによりマジョルカは、50-51年シーズンのリェイダ、86-87年シーズンのラシン・サンタンデール、今季のアラベスの3クラブの15回を上回り、スペイン1部リーグ史上の1シーズンの被PK数最多記録を単独で築くことになった。

マジョルカは今季、前半戦は第3節バレンシア戦(2回)、第4節ビルバオ戦、第5節ヘタフェ戦、第7節アラベス戦、第12節バリャドリード戦、第13節ビリャレアル戦、第15節ベティス戦、第17節セルタ戦、第18節セビリア戦の9試合で合計10回PKの笛が吹かれた。

そして後半戦はここまで、第25節ベティス戦(2回)、第32節ビルバオ戦、第33節セルタ戦、第34節アトレティコ・マドリード戦、セビリア戦の5試合で合計5回PKを取られている。

マジョルカが取られたPK16回中、失点を阻止できたのはわずか1回のみ。それは久保が途中出場でホームデビューを飾った第4節ビルバオ戦のことで、マノーロ・レイナが後半アディショナルタイムに今季引退したばかりのアドゥリスのシュートをストップし敗戦を免れた(結果は0-0)。一方、マジョルカが今季ここまでのリーグ戦36試合で与えられたPKは合計10回となっている。(高橋智行通信員)