レアル・マドリードは今夏、選手を放出し、1億2000万ユーロ(約144億円)以上の収入を得ることを目標に掲げていると、スペイン紙マルカ電子版が14日に報じている。

同紙はRマドリードが今夏、所属選手の売却で大金を生み出すことを目指す理由を2つ挙げている。1つ目は現在契約を結んでいる38選手を削減するため。2つ目は新型コロナウイルスの影響で試合が無観客で開催されていることによる収入減をカバーするためである。

RマドリードはすでにDFハビ・サンチェスをバリャドリードに300万ユーロ(約3億9000万円=Rマドリードが何十%かの権利を保有)、DFアクラフ・ハキミをインテル・ミラノに約4500万ユーロ(約54億円=設定されている全ての目標をクリアした場合のボーナス含む)で売却した。

これに続き、期限付き移籍中のMFダニ・セバジョス(アーセナル)、DFヘスス・バジェホ、ホルヘ・デフルートス(ラヨ・バリェカノ)の放出にも動いている。

またマルカ紙は久保について、獲得を希望するクラブは多数いるが、試合に継続して出場できるスペイン1部リーグのクラブに期限付き移籍で所属することしか考えられていないと伝えている。

その他、Rマドリードに所属するベテラン選手たちの来季の行方についてはリーグ戦が終了するまでは何の決定も下されないとのことだ。

(高橋智行通信員)